お待たせしました!新企画「会長・社長にお聞きする」シリーズ(誌上インタビュー)第三弾は高校生や大学生の進路相談、海外の留学生へのガイダンス等、国内外で幅広い事業を展開してみえる白田康則様(68年法学部法律学科入学)に登場していただきました。
私と同期入学の72歳ながら、先進的な事業を創業され、時代に即して的確に拡大され、今なお社長として現役でリーダーシップを執られておられることに敬服するとともに勇気づけられます。
面識もなくメールでお願いしたにもかかわらず快諾いただき、僅か三日で質問に答えていただきました。
私、青年会議所時代、先輩に「人にものを頼むのだったら、忙しい人に頼め。暇な人はいつまで経っても先延ばしにしてやってくれないけど、忙しい人は請けたら忘れないうちに直ぐにやってくれる」と、教えていただいたことを思い出します。
白田様に心よりお礼を申し上げるとともに、社業の益々のご繁栄とご健勝をお祈りいたします。
総務財務委員会 中村 豊久
明治学院大学ヘボン経済人会 社長インタビュー【vol. 3】 2021年8月
社長インタビュー企画!
第三弾は株式会社ライセンスアカデミー代表取締役白田康則様にお話をお伺いしました。
株式会社ライセンスアカデミ-
代表取締役 白田 康則様へのご質問
Q―白田社長の経歴を教えてください―
何年何学部何学科入学ですか?
1968年 法学部法律学科に入学しました。
Q―何故、明治学院大学を選ばれましたか?―
まず、自宅が川崎だったので品川に近いという事、そして当時から英語の授業が活発で、女子学生も多く先進的な雰囲気を感じていたことが選んだ理由です。
Q―大学時代の思い出をお聞かせください―
どんな学生生活でしたか?部活は?
大学1年生の時は朝日新聞の奨学生をやっていたので、朝3時過ぎに起きて配達を終えてから授業を受けに学校へ行き、夕方には夕刊の配達をしていました。
学校では英語研究会のMESAに入り、スピーチの練習をしていました。
2年生になると新聞奨学生を辞め、アルバイト生活に切り替えました。その頃から学生運動が激しくなり、大学もロックアウトが増えてきたので「JAPAN Almighty Service」という何でも引き受ける「便利屋」の様な会社を興しました。
Q―会社の事業内容を教えてください―
高校の中や外部施設で大学・短期大学・専門学校・企業を参加させた進路相談会や、大学の中での合同企業説明会を行っています。また、進路情報の提供を目的とした大学新聞や進路媒体誌の発行、WEB展開、高校向けの教材事業にも着手しています。
また、留学生を対象とした国際事業にも力を入れており、日本語学校の経営や海外での留学ガイダンスも実施しています。国内ではホテルも経営展開しており、地域への貢献活動にも取り組んでいます。
Q―会社を創業された経緯を教えてください―
何故、今の会社を興されたのですか?
前項でも触れましたが、学生の時に「JAPAN Almighty Service」を創りました。
始めは「掃除」や「犬の散歩」など便利屋としての依頼が主でしたが、ある時に病院からの依頼で「准看護師を高校で募集してくれないか」という注文が入りました。
依頼を引き受けた私は高校を廻り、放課後に看護の説明会を始めました。
そんな事をしていたら、噂を聞きつけた各種学校や専門学校からも相談が入るようになり、志願者募集の為に高校内での説明会を展開していきました。そのうちに、大学や短期大学、企業の参加も増えていき、事業として拡大していくことになりました。
会社の名前も1974年に「東京ライセンスアカデミー」に変更しましたが、事業拠点も全国から海外にまで広がってきた為、1996年に‘東京’を取り「ライセンスアカデミー」とすることにしました。
Q―社長として楽しいこと、辛いことを教えてください―
当社のスタッフが、高校生や留学生、就活生から「良い進路が決まった」と言われ、また大学や専門学校、企業からは「良い学生を採用できた」という言葉をもらう事があります。この仕事を通じてそんな喜びを感じられているスタッフを見た時に幸せを感じます。辛い事は・・無いです。
Q―社長として大切にしてみえることは何ですか?―
企業理念です。
「社員の幸福の追求と日本と世界の国への社会貢献」
「志を持って仕事をし、仕事を通じて感動を創出する」
Q―この先、会社をどうしたいとお考えですか?―
今ある仕事の充実と、世界で活躍できるグローバル、ダイバーシティ、そしてSDGsを皆で実現させていきたいです。現在、社員の6割が女性、3割が外国人です。
当社では女性や外国人のスタッフが活躍できる場所が年々増えています。
Q―大学の後輩に、学生時代にしておくべきこと等、アドバイスはありますか?―
本を読んだり、いろいろな人と会ったり、いろいろな体験をすることです。
Q―最後に社会で重要なことは何とお考えでしょうか?―
様々な角度からものを見る目が重要です。
①鳥の目 ②魚の目 ③虫の目、そして④はSNSの目。
いろいろな見方を基に「情けは人の為ならず」の精神で、物事を繋げてみることが大事です。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズが、テレビと電話とパソコンを繋げて軽くて持ちやすい「スマホ」を創ったように、繋げることはイノベーションであります。
株式会社ライセンスアカデミー 代表取締役 白田康則